入学式校長式辞                 

katahablog2013-04-08


 校庭は、例年より早く桜の季節を終わり、次の花の季節を迎えようとしています。
 春は、別れと出会いの季節と言われますが、片葩小学校の職員にも、いくつかの別れと出会いがありました。2年間、校長として勤められた鈴村俊二先生が愛知県教育委員会尾張教育事務所に指導第二課長として転勤され、後任として、私、中村浩二が校長を務めることになりました。
 私は、これまでの4年間、同じ東浦町内の生路小学校で校長を務めてまいりましたが、隣の小学校に勤めていたとは言え、片葩小学校やこの学区のことについては知らないことばかりです。早く学校や地域のことについて知り、本校の職員と力を合わせて、片葩小学校の子どもたちのために頑張っていきたいと思っております。保護者の皆様や地域の皆様に、これまで以上のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 本日4月8日に無事入学式を終え、新しく86名の新一年生の子どもたちが片葩っ子の仲間入りをしました。本日の入学式で私がお話しさせていただいた内容を紹介させていただきます。

 一年生のみなさん、ご入学、おめでとうございます。
 今年は、いつもの年より早く、桜の花の季節が終わろうとしていますが、花びらが去って行った桜の木の枝を見ると、黄緑色のきれいな小さな葉っぱが、いっぱいついています。その小さなきれいな黄緑色の葉っぱは、まるで今日入学してきて一年生のみなさんのようにきらきらと輝いています。今はちいさな葉っぱですが、これから太陽の光を浴びてぐんぐん大きな葉っぱになっていきます。さあ、一年生のみなさん、みなさんもこの桜の葉っぱのように、この片葩小学校でぐんぐん大きくなっていってください。

 さて、今日は、一年生のみなさんの入学をお祝いするために、たくさんのお客様が、片葩小学校に来てくださいました。東浦町副町長 鋤?原孝典様、愛知県議会議員 河合洋介様を初め、ご来賓の皆様、本日はようこそ片葩小学校へお越しくださいました。心より、お礼申し上げます。
 本日入学してきたこの一年生の子どもたちを初め、本校のすべての子どもたちを今後とも温かく見守っていただき、また、ご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 そして、保護者の皆様、お子様の入学、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。今から六年前、生まれたばかりの時は両掌に乗るほど小さな赤ちゃんだった子が、六年間でこんなに大きく成長し、小学校に入学するまでになりました。感激もひとしおのことだと思います。子どもたちは、これからの小学校での六年間で、もっともっと心も体も大きくなっていきます。子どもたちが、健全に、そして、たくましく成長していくように、片葩小学校の全職員で、一致団結して全力で指導にあたってまいりますが、子どもたちの健やかな成長のためには、保護者の皆様と学校との協力が最も大切だと思っております。どうか、片葩小学校に対しご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 さあ、一年生のみなさん、もう一度桜の葉っぱの話をしましょう。今日、学校からおうちの人といっしょに帰る時に、校庭の桜の小さな葉っぱを見てみてください。ほんとうに小さなきれいな葉っぱがいっぱいついています。でも、もっともっとよく見ると、その小さな葉っぱも一つ一つが形が違っていることがわかります。これは、みなさんもいっしょです。今日からみなさんは、全員、片葩小学校の子どもです。みなさんいっしょの片葩っ子です。でも、それぞれの人がみんな違ういいところを持っています。
 みなさんには、この片葩小学校でたくさんの友達をつくってほしいと思っていますが、たくさんの友達を作るために大事なのは、周りの人のいいところを見つけることです。わあ、だれだれちゃんてこんないいところがあるんだ、とか、わあ、だれだれくんてこんなことができるんだ、とかね。そうすると、その人のことが好きになっていきます。そして、その人を大事にしようという気持ちになっていきます。そうすると、友達がどんどん増えていくんです。さあ、周りの人の「いいとこ見つけ」をして、友達を増やしていきましょうね。

 それでは、お待たせしました。今から、みなさんの担任の先生を紹介します。
 まず、一年一組の担任は、水野真希子先生です。水野先生には、一年生の学年主任をお願いしています。続いて、一年二組の担任は、赤松美和子先生です。最後に、一年三組の担任は、大嶋弥生先生です。

さて、最後になりましたが、私自身の自己紹介をさせていただきます。この四月一日より、お隣の生路小学校から転勤してまいりました。中村浩二と申します。よろしくお願いいたします。
片葩小学校へ赴任して、初めて片葩小学校の「葩」の字に、「はな」とか「はなびら」という意味であるとことを知りました。そして、四月一日にこの学校へ来た時に、校庭の桜のきれいな様子に驚きました。
学校の名前の中に花があります。校庭には、桜を初め、きれいな花がいっぱい咲きます。私は、子どもたちの心の中にもきれいな、そして一人一人違う「心の花」を咲かせたいと思っております。
 子どもたちが「心の花」を咲かせ、そしてぐんぐん成長していくように、職員一同、全力で取り組んでまいりますので、今日お集まりの皆様方から、最大限のご助力がいただけますようお願いし、入学式の歓迎の言葉とさせていただきます。

平成25年4月8日
                     東浦町立片葩小学校長 中 村 浩 二